監督:ゴードン・チャン
脚本:チャン・キウチェン
出演:チャウ・シンチーチョン・マンン・マンタチョイ・シューキン
上映時間:100分
感想(ネタバレあり)
またまたチャウ・シンチー関連の作品です。今回は主演のみで監督や脚本はチャウ・シンチーではありません。
この映画でお気に入りのところは皇帝に生涯物乞いの計を食らっても、前向きに明るく笑いながらホームレス生活を歩み出す憎めない親子のキャラ設定です。破天荒で型破りな主人公はもちろん、無能感満載の将軍であり親バカのン・マンタが本当に良い味を出しています。ン・マンタは少林サッカーではファンの役をやっていた人です。チャウ・シンチーとはこの時から名コンビだったんですね。
ストーリーがわかりやすく、テンポよく進みます。カンフーのシーンも見どころがありました。早送りがうまく機能しています。
さらに武侠小説の世界観(物乞い党)や展開もあり、知っている方はニヤリとなる場面が多々あるかと思います。まさかの人物から奥義を会得して急激に強くなるのは定番ですね。
そして貴族より物乞いが好きというヒロインの価値観は日本ではまずあり得ません。しかしそこがまた魅力的でいいんです。
ただ、もろみえのワイヤーやチープな質感の舞台セットはCG慣れしている現代の人には「ん?」ってなるかもしれないです。
逆に何も考えずに気楽に観れて、さらに笑えてスカッとするB級感満載の映画を求める方にはぴったりな作品となっています。
ボクの場合、前衛的で難解な映画、心に重くのしかかるパンチの強い映画を観つづけると、メンタルが疲れちゃうことがあるんです。そういったときに箸休めのように、気楽にこういう映画を観ると、また元気が湧いてきます。
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Amazonプライム30日間の無料体験はこちらところでン・マンタと志村喬って似てませんか?どちらも名俳優ですよね!
個人的評価 | 55点 |
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