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岡田斗司夫「頭の回転が速い人の話し方(ビンワード電子増補版)」

購入前に注意!電子増補版にしましょう

まずはこちらの画像をご覧ください。

増補版が出ていることに気づかず、古いほうを買ってしまいました。たった29円の差でボリュームが違います。どれくらい違うのかというと……

ビンワード電子増補版では、既発売の『頭の回転が速い人の話し方』全内容に加え、「話し方が上手になる実践テクニックQ&A」を大幅追加しました。

↑Amazonの紹介文にこのようなことが書かれているくらいです。しかもたった29円の差。

それを読みながらぼくは深いため息をつきました。

YURU

なんでもっとリサーチしてから買わなかったのだろう?

後から気づいた時の自分への虚しさ、腹立たしさはなかなかのものでしたね。。

しかもKindle版で購入したので、返品できないんじゃないか? と落胆していましたが無事返品することができました。

方法は下記のサイトを参考にしながらカスタマーサービスにチャットで問い合わせをすることで返品することができました。

Kindle本を返品する方法⇨https://mag.app-liv.jp/archive/128950/

購入した直後だった、本を開いていなかった、問い合わせ内容がわかりやすかったetc……

それらが原因かわかりませんが、すぐに返品対応が完了しました。

こういうチャットで簡単に対処してくれるサービスはとても便利ですね。

というわけで、購入するなら増補版にしましょう!

読むきっかけ

岡田斗司夫さんはBSアニメ夜話、BSマンガ夜話、ニコニコ生放送などのメディアに出演されている知識人です。

また、トップをねらえ!の脚本や、ガイナックスの初代社長を担当したりと、多方面の分野で活動されていました。

オンラインサロンの仕組みを最初に考案したのも岡田斗司夫さんと言う話です。

その岡田斗司夫さんの説明の仕方、話の引き込み方がとても魅力的でわかりやすいのです。

「どうやったらああいう喋りができるんだろう……」

コミュ障のぼくにとってあの話術は大変羨ましいスキルでした。

そんな岡田斗司夫さんが書いた話術に関す本!とのことで即購入しました。※2015年に初版が出ているので、気付くのがあまりにも遅すぎましたね。。

役に立ったこと

本書では「ユニバーサル・トーク」「戦闘思考力」の二つの武器を駆使して会話に臨むと思考力が強化されると書かれています。

ユニバ―サル・トークとは閉じたコミュニティではなく、万人がわかるように情報を伝えようとする会話術です。相手に共感して意図をくみ取り、それを含めて自分の意見を伝えることが大切とされます。接客でクレームがあったときの対応をイメージすると理解しやすいかもしれません。

戦闘思考力とは頭の回転を調整する能力。

戦闘思考力を使いこなすには、三つのギアを意識して会話をすると成長できるとされます。

ローギア……受け答えはゆっくりだが、共感力高めでよく観察して会話をする

ミドルギア……共感、話のテンポも、そこそこ。普段自分が考え事をしているときのギアはここにあたります

トップギア……常に先読みして会話を先導していくが、共感力に欠ける傾向がある

この三つのギアを意識的に使い分けることが大切らしい。具体的な会話のなかの瞬発力、頭の回転の速さとはどういうものなのかを会話例や図を用いながら解説してくれます。

また、ユニバーサル・トークの概念を理解してこそ戦闘思考力の力を培うことができるとされます。

ユニバーサル・トークが自動車だとしたら、戦闘思考力はエンジンというわけです。

以下は自分が役に立った情報を自分なりの解釈で箇条書きにしたものです。


・自分よりもまず相手の考えを理解する

・頭がいい人ほど言霊に操られる傾向がある

・前提として自分のことを正しいと信じて疑わない「自己の頑丈さ」を大切にする。他者に流されたり寄りかかったりしないためにも論理的に自分の筋を通せる一本の芯を持つ必要がある。

・この人はローでいこう、この人はミドル、この人はトップだな、と相手の性格や話し方、現実的な状況を考えて会話をする。基本的に相手がどのギアで会話をしているのか、そこを見極めて自分のギアを調整する。

・人の話を聞くときはローに落とす。

・文章を書く時は基本ローギアだが、よりローギアを体感できるのは紙にペンを走らせてゆっくり書いていくとき。

・会話で論破したり説き伏せたりして勝つのではなく、共通の答え、共通の解決策を導きだすことが大事。

・まずはお互いにリラックスできる状況を生み出す。わかるな〜と共感しながら自分の体験談も交えて発言すると打ち解けやすい。一緒に笑うことができればOK。会話を長く続けるためには断定口調はNG。疑問系で返して相手の言葉をどんどん引き出す。

・ひたすらローギアを鍛えて、次にミドルを鍛える。何かをやる際にほんのちょっと立ち止まる癖をつける。

・恥や非難をチャンスだと思って、正面から向き合う勇気を持つ。

と、自分を戒めるための情報を羅列しましたが、この考え方を理解した上で場数を踏むことが何より重要とのことです

場数を踏んでいくことで、自分の型が形になっていくとか。

実践を誰に対してどうやるかが、今後の課題になりそうです。

感想

YURU

岡田斗司夫の会話術の本だって!?こんなん即買いでしょ!

などと早合点してすぐに購入ボタンを押すのではなく、一旦思考をローギアに切り替えて……

YURU

いつ発行した本なんだろう。最近では他にどんな本を出しているんだろう?

と、落ち着いて現在の状況を吟味して購入を判断するべきでした。

自分の中でいち早く回答を出すことが、必ずしも頭の回転が速いとは限らないんですね。何かが起きても、まずはローにギアをチェンジして物事に落ち着いて取り組みたいと思います。

結論:この本を事前に読んでおけば、古いバージョンの本を間違って買うことはなかったのかもしれません。

読了までにかかった時間:約2時間30分

個人的評価
タメになった
読みやすさ
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