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新喜劇王(吹き替え版)

基本情報

監督:チャウ・シンチー、ハーマン・ヤウ

脚本:チャウ・シンチー

出演:エ・ジンウェン、ワン・バオチャン、チャン・チェンダン、ジン・ルーヤン、ユエン・シンチ

公開:2019年

上映時間:90分

超簡単あらすじ

女優を目指す夢追い人のモンを焦点に繰り広げられるドタバタコメディ。

感想(ネタバレあり)

ぼくの職場にはこの映画の主人公であるモンのような夢追い人がたくさんいます。

彼・彼女らは役者修行のかたわら副業としてアルバイトの形で勤めていますが、みんな夢を希望に抱き、それを糧にして生活しています。

ぼくはこの映画のなかで歳老いながらも夢にしがみつくモンの姿が、職場の彼らと重なって、かなり感情移入してしまいました。

そのため、辛く悲しい現実を突きつけられて打ちのめされ、絶望に追い込まれるモウの姿はみていて相当辛かった。

このまま後味の悪い終わり方はやめてほしい、頼むぞチャウ・シンチー!そんな思いでドキドキしながらこの映画にくぎ付けになっていました。

やっぱり我らが(?)チャウ・シンチ―!

しっかり後味の良い王道展開に導いてくれて安心しました。逆転劇のような爽快感さえあります。

ワン・バオチャンの演じるマーも主人公のモンと同じくらい重要な人物ですが、彼の経歴をみるとより一層この映画とシンクロして感動できると思います。

一番感動したのは、メイキングでチャウ・シンチ―とスタッフが楽しそうに映画を撮影している姿です。

チャウ・シンチ―本人も下積みの時代から勉強しながら叩き上げで監督になった人なので、スタッフのこと、現場のことをよく理解しているんですね。

監督本人が本当に映画大好きなのがよく伝わってきます。メイキングを見ていたら目からじんわりと汗が出てきて……。

と、感動路線のレビューになりましたが、基本コメディタッチで明るい映画です。

個人的にはツンデレなお父さんがツボでした。

チャウシンチーのキング・オブ・カンフーに登場した親子でも描かれていましたが、どんな状況に陥っても支えてくれる家族愛って本当に素敵だなとしみじみ思いました。(金や権力に屈してすぐに手のひらを反す描写が多い中だと尚更です)

スマホを使った演出、SNSでの拡散の速さといった現代向けのテンポの良さもストーリーに取り込んでいて、大変観やすかったです。

ハッピーエンドなので、繰り返し観たくなります。AmazonPrimeビデオで無料で観れました。吹き替え版です。

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やっぱり映画はいいなあ、と思える素敵な作品です。

笑って泣けてまた観たくなる楽しい映画をありがとう!

個人的評価75点
物語
演出
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音楽
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