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ゼノブレイド2

感想

爽やか直球ストレート!良質な少年漫画原作の劇場アニメを観たような後味。
初代ゼノブレイドよりもさらに王道ストーリー。
BGMの熱量が過去No.1。
キャラクターデザインの好みで評価が分かれる。

2023年の7-8月の転職前有給消化期間にプレイ。

Switchはゼノブレイドシリーズをプレイするために買ったんだ。初代で体験した圧倒的な冒険している感を再び……

最序盤は、登場人物の言動が典型的なアニメキャラすぎて「ストーリーはキッズ向けになったのか?」と怪しい印象だったが、やはりゼノブレイドは世界の原理から作られていることもあり、物語を進めるほどキャラクターがいきいきとし始めた。

ゲームシステムは前作を踏襲しつつも、難易度は高くなっている。ブレイドガチャシステムはちょっと面倒だったな。
マップは選択式になっていて、初代よりオープンワールド感は薄くなっている。これも個人的に良くなかった。

でもこのゲームの特筆するべきポイントはBGMにある。
ここまで、熱量の高く作り込まれた楽曲が揃ったゲームは今までになかった。
特に、平松建治さん、ACEさん、光田康典さんの三者が異常。あれだけのクオリティを維持して量産するとなると、どれだけ心血を注いで曲を作ったのか。想像するだけでも感動してしまう。
情熱の男、光田さんが切磋琢磨し高みを目指す制作環境を拵えて牽引していったのだろうか。
ゼノブレイド2のサントラは俺にとって一生物の名盤になった。

登場するキャラクターは、敵も含めて、全員が憎めない良い奴なんだ。
だから、後味の良い終わり方をするし、何度もプレイしたくなる。システムやマップは初代のほうが好きだけど。

これから何年、何十年経っても、「ゼノブレイド2が一番好き」っていう人が必ずいる個性もクオリティも兼ねた作品に仕上がっている。と思う。

このゲームをプレイして良かった!と思える傑作。

個人的評価85点
物語
演出
システム
音楽
芸術
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