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Netflix シティーハンター

今話題になっているネットフリックスで観れる日本製の実写版シティハンター。
妹や友人が面白かったと言っていたので観てみました。
原作、プライベートアイズ、フランス実写版は視聴済。

結論(ネタバレ注意)

正直に言うと、退屈な出来。不満点を以下にあげる。

物語が薄く延ばされている

槇村の死、エンジェルダストの怖さ、背景の巨大組織。まともな映画だったら20分以内で畳む内容をたっぷり2時間使っている。物語自体、序章の序章で終わる。アニメでいったら第一話で終わり。な内容。

日本ドラマ風の演技、演出が世界観に合わない

鈴木亮平の演技は原作に寄せていて良かったが、他は全員駄目。ただのコスプレの領域にとどまっている。あと進行の仕方が日本のドラマ風でテンポが悪い。ピアノやストリングスがポロポロっと流れて役者がぽつぽつと語り出すシリアスシーン。いい加減そういうのやめてほしい。

シティハンターを活かしていない

アニメ映画のプライベート・アイズでは、現代の技術がある前提の世界に冴羽獠の昭和なファッションとノリがミスマッチだけどそれがうまく機能していて「これがシティハンター」って思わせる出来だった。しかしこの実写版では服装をはじめ、香のツッコミや冴羽獠がシリアスになって対応するシーンに違和感を感じざるを得ない。

感想

シティハンターを初めて知る人、鈴木亮平のPV、プロモーションなどの情報操作により一時的に盛り上がっているだけの内容に思える。そもそも冴羽獠は本当は誰よりも一途なところが魅力の一つであって、序盤であってもそこを取り上げないのはどうかと思う。同じ実写ならフランス版のほうがずっとオススメ。ビジネス感あふれる映画。

個人的評価30点
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